NORIEI

いつも当店をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

新たに取り扱いをスタートいたしましたブランドを紹介いたします。


NORIEI

ラスト(足の木型)からデザイン、実際の靴づくりまで一貫して自らのファクトリーで行うシューズブランド NORIEI(ノリエイ)。

靴のファクトリーとして約半世紀ものあいだ培ってきた、技術と経験を生かした靴づくりを行っています。

わたしたちは、足への負担を減らすため、厳選した素材を選び、靴の中のステッチを一本でも減らすことに情熱をそそぎ、すべての工程に対して妥協せず靴を作り続けています。

その変わらない思いを持ち続けるという意味で、すべての靴に “ETERNAL MINDS” の刻印を入れています。

伝統的な手法・品質を守りながらも、常に革新的な挑戦と遊び心を持ち合わせ、快適な履き心地を持った靴を作り続けていきます。


当店の中でも特に力を入れているカテゴリー「シューズ」。長年にわたり数多くの靴を取り扱い、追求し続けた現在の形。新たに取り扱いを始めるということは新鮮に感じていただける反面、プレッシャーも大きいわけです。

作りの良さは大前提、その中でオリジナリティがセレクトのポイントです。作り手の真摯な思い、皆さまにお伝え出来るよう真っ直ぐ取り組んでいきたいと思います。

それでは、当店のラインナップ2型を。

DERBY – Cordovan

NORIEIの多くのモデルで採用されている代表的な木型、No-10ラストで製作されたプレーントゥ。No-10ラストは、ミリタリーラストを原型とし日本人の足型特性を考慮しながら改良を加え、製作したオリジナルラストになります。この木型、すっきりながら少し丸みのあるフォルムが特徴的です。見た目以上にフィット感が良く、実に計算された作り込み。

NORIEIならではの素材使いにも注目です。希少性と質の高さから、高級素材に位置付けされるコードバン。磨き上げたコードバンは多くのドレスシューズでも使われるほど。

そんな素材を“素上げ”で使用したのがこちらの一足。素上げとは、最終工程の染色、磨き上げを施していない革のことを言います。素上げ状態のコードバンはヌバックのような短い繊維層が確認でき、その繊維を平らに寝かせていくことでコードバン独特の光沢が出てきます。

履き込みとケアにより驚くほど表情を変える魅力。きっと他の靴では体験出来ないことでしょう。

こちらはメーカー様からお借りしたエイジングサンプル写真。3年着用のものになります。

同じモノとは思えないこの変化。これを自分で出来る、靴好きにとってこれ以上の楽しみはないでしょう。


PENNY LOAFER – Kudu

スリッポンシューズの王道とも言えるPENNY LOAFER。今年リリースの新型になります。ローファーの製作は実に難しいもので、長年の歳月をかけて開発した専用のNo-60ラストで製作しております。

ローファーにとって最重要とも言える、フィット感と歩行性を高めた妥協のない作り込み。少し丸みのあるNORIEIらしいフォルムも取り入れやすさに一役買っておりますね。

素材にはKuduのスエードを使用。Kudu(クーズー/クードゥ)は、立派な角を持ったウシ科の動物。野生動物の革で風合いを活かしたナチュラルな仕上げが多く、表(オモテ)面ではキズやムラがある表情が印象的。

スエードを取り扱うのははじめてだったのですが、個人的にかかえてたKuduの印象と真逆。上品な素材に驚きました。銀付きスエードで厚みがありながらも滑らかな質感とルックス。ローファーという響きだけでシャープに捉えがちですが、これはまた別物と言えますね。

当店の靴のセレクト、ヘビー・武骨・重厚。そんなイメージをお持ちの方が多いのでは。。まあ正解なのですが、そんな私どもが履きたいと思えるローファーって、、こういう靴になるのではないでしょうか。

きっと皆さまにも納得いただけるブランドです。是非一度お店でご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。